バロメトリックコンデンサー[BAROMETRIC CONDENSER]

バロメトリックコンデンサーは、通常真空下で蒸気(あるいは凝縮性ガス)を擬縮したり、空気(或いは不凝縮性ガス)を冷却

するように設計されています。
この型式のコンデンサーは下図・1から明らかですが、冷却水とガスが直接接触しますので冷却水中に凝縮液が混入します。
設置場所は凝縮水(冷却水+凝縮液)を流出させるためにホットウェル水面より11m以上の高所(いわゆる大気脚)に設置しな

ければなりません。
弊社で設計製作しているバロメトリックコンデンサーの構造は下図・1に示すように違い棚式の穴あきトレーを採用しています

ので、凝縮能力並びに冷却能力は大きく、しかも点検分解が容易な構造になっています。又、構造が簡単ですのであらゆる

耐食材料で容易に製作する事が出来ます。


  <図・1>バロメトリックコンデンサーの構造

     

 

サーフェイスコンデンサー[SURFACE CONDENSER]

サーフェイスコンデンサーは通常多管式熟交換器を使用し、凝縮性ガスは冷却管の表面にて間接的に冷却され凝縮します。
不凝縮性ガスはスチームエゼクタ一等にて吸引排出されます。サーフェイスコンデンサーは、凝縮性ガスが冷却水と混合する

事が許されない場合や凝縮液を回収する必要のある場合に使用されます。 
バロメトリックコンデンサーと同様、あらゆる耐食材料で製作する事が可能です。 

凝縮液は通常大気脚やUシール管で排出されることが多いですが、凝縮液溜めを設置して通常のポンプやトラップを介して

排出する場合もあります。 
又、水封式(水環)真空ポンプで凝縮液と不凝縮性ガスを同時に排出する事も可能で、この場合地上設置が可能になります。
(弊社カタログ「ジェットリング真空ポンプシステム」を御参照下さい。)

 
  <図・2>スチームエゼクター付サーフェイスコンデンサーの構造
   
海水淡水化装置用コンデンサー

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